身体障がいを考える

*足の不自由な方が礼拝に見えたら ~ T.S.

1.まず確認すべきこと

<どのような介助が必要なのか>

・不自由さは個人差があるので,どのような介助が必要なのかを尋ねてみる。「どのようなお手伝いが必要ですか?」と尋ねるとよい。

2.設備に関して<段差が苦手>

・スロープが望ましい。

けれどそのスロープが急な場合、手すりがあると安心。

・段差がある場合、手すりが必要。

特に両側に壁も何もない所は不安を感じる。

もし、手すりがない場合は誰かが腕を組むか、肩を貸すかすれば安心。

<靴を履き替えるとき>

・座って履き替えれるように椅子が玄関にあると安心。

 

2.礼拝において

<立ったり座ったりがスムーズにできにくい>

・立つのが困難な方も多いが、中には立ちたいと思っている人もいるので、「座っていてください」と強く勧めないこと。

本人の自主性に任せるのが望ましい。

 

3.愛餐会などの交わりにおいて

・出入りのしやすい席が望ましい。

但し、本人が親しい方の傍が望むこともあるのでこれも本人の意向次第

 

4.奉仕の可能性

足が不自由であっても,主と教会のためにお仕えしたいという思いを持っている人は少なくありません。例えば皆で掃除や後片づけをする場合,「あなたはそこで座っていてください」ではなく、一緒にできることがあればともに奉仕したいものです。

交わりが深められて行くにつれて「一緒にできる奉仕」が何であるのか,見えてくるはずです。

 

これから会堂建築に取りかかられる教会のために

さや教会牧師 篠浦千史

<さや教会の経験から>

2008年1月13日に無事献堂式を行ないました。

皆様のお支えを感謝します。

その感謝の気持ちを込めて、さや教会の設計に当たられた一級建築士の花岡直樹氏より、そのコンセプトを提供していただいたものをここにご紹介します。

 

◇バリアフリーとは

「バリアフリー=床に段差がないこと」と思っている人も多いと思いますが、「障壁を少なくすること」と言うのはご存知の通りです。たとえば駅の階段に電動スロープの昇降装置をつけても、上がり降りする全ての人の視線に当たり前に入るようでは、物理的には解消できても、精神的なバリアフリーには程遠いと思います。

また導線がコンパクトにまとまっている、ということもバリアフリーの大切な要因のひとつと考えています(敷地の関係でこのプランしかなかったのかもしれませんが・・・・・)。

あとは建具をなるべく引き戸とし、幅はゆったり取ったことも言っていいことと思います。引戸は開閉を止まったままでできること、開き戸と違って通るのに必要なだけ開ければ済むこと、なども特徴と考えます。

 

さや教会では今回便所の入口に採用したドアは、TOTOの製品で、「引き込み戸」という名でカタログに載っています。

引戸の操作性・安全性とドアの省スペース性の両者の長所を併せ持った、全く新しい構造のドアです、をうたい文句にしています。特徴としては・・・

 

○ドアの軌跡がコンパクトなので、体をほとんど動かさずにドアの開閉ができる。

○ドアの前出が少ないため、狭い廊下でも通路巾を確保できる。

 

などが挙げられます。

足元のレールも埋め込み敷きなので、段差はありません。